投資に失敗はつきものだ。どんなに才能のある投資家でも、必ず損失を出す。ただし、優秀な投資家ほど損失をなるべく小さく抑えることができる。一方、投資をはじめたばかりの人は「いつかは値上がりするだろう」という根拠ない憶測でずるずると損失を広大してしまうのだ。一流と二流の投資家の差は損切の上手さにあると言ってもいいくらいだ。
投資を行う際には「この銘柄は値上がりするはずだ!」と考えていたのに、実際には値下がりしてしまうこともある。すでに自分の予測は間違っているにも関わらず、あきらめきれないのは損切ができていないからだ。はい、私のことです・・・。
私は仮想通貨投資で損切りできず、ズルズルと損失を出した結果、100万円を3カ月で40万円にした涙。その後、機械的に損切を行いながら投資資金を1000万円まで増やし、最終的には2300万円の利益を出すことができた。その時は損切の大切さをイヤというほど感じたし、今でも損切は苦手だと思っている。チキンハートにはダメージが・・・。今は長期投資で損切をしないような投資スタイルになったんだ笑。このページでは損切りの哲学とルール作りについて紹介する。
損切りとは?
損切りとは、あなたが行った投資で含み損が生じている時に、投資を切り上げて損失を確定させることなんだ。ロスカット、ストップロスとも呼ばれる。損切りは利益ではなく損失を確定させる行動なので、精神的にダメージを受ける・・・。
投資初心者が損切りできないのはなぜ?

投資で大損をする人は、この損切りができていないことが多い。徐々に下がり続ける価格に気持ちが焦って、「いつかは回復するだろう・・・」や「今は値下がりしているが、そのうち値上がりするだろう・・・」と言い続けるのだ。しまいには思考停止状態となり、値動きから目を反らすようになっていく。値動きを見るのも嫌になってきたらだいぶ赤信号だ。
人は損失が出たときに、なるべくその損失から避けたいという気持ちがはたらき、理性的な判断ができなくなってしまうのだ。人間のこのような心理は「プロスペクト理論」という心理で証明されている。プロスペクト理論とは人は得することよりも損をしたくない気持ちの方が強いという理論のこと。
たとえば、投資家は利益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされているのだ。
このような心理はギャンブラーが損をすればするほどギャンブルにのめり込んで、大金をつぎ込み、最後には破産してしまう心理と同じなんだ。つまり、人は心理学的に利益は少なく、損失は大きくなるような行動を取りやすい。
そもそも理論的に考えると勝てると思って勝負した投資で、すでに損失を出しているということは、自分自身の予測が間違っていたということになる。すでに間違った選択をしているということは、普通に考えると今後も間違う可能性が高い。ならば損切りして撤退をした方が良いというのは、理論的に考えると簡単にわかる。しかし、実際には損切の痛みに耐えられずにズルズルと損失を大きくしてしまう人が多いのだ。
これはわかっていてもなかなできない。できないんだなぁ~(私です・・・涙)。損失を出しているときは、気持ちが熱くなって、「取り換えしてやろう!」という心理が働き、どんどん危険な投資を行っていく。
人にとって失敗を認めるということは本当に難しく、損を出すとそれを受け入れることがなかなかできないのだ。しかし、投資家として一歩上へと成長するためには、自分の間違いを認めて損切りを行えるかどうかが大切になる。それか私のように損切をしない投資法(長期でインデックス投資)などを行っていくかのどちらかだ笑。
損切りできるかどうかが明暗を分ける

もし損切りができないとどうなるだろうか?損切りできずにその銘柄を持ち続けることを塩漬けと言う。塩漬けすることによって受けるリスクは2つある。
- 損失がどんどん膨らむ可能性がある
- 資金を他の投資先に使えない
損失がどんどん膨らむ可能性がある
損失が出ているということは、他の投資家はその銘柄を何らかの理由で手放しているということ。あなたがその理由を的確につかめていれば、問題ない。どこまで価格が下がるかを予測し、必要ならば一度売って、底値で買い戻すだろう。
逆に損失が出ている理由がわからない場合、自分の予測は完全に間違っていたということになる。または他人の意見に振り回されて投資を行ったということだ。投資における危機のほとんどは自分の行動に対する無知が招く。「いつか上がるはず」というアバウトな理由で投資をすると、いつかすべての資産を失うことになるんだ。少なくとも「このタイミングで上がる」と予測し、それが外れたら「撤退する」という考え方が損切りを行うためには必要だ。
資金を他の投資先に使えない
塩漬けするリスクの最も大きいのが資金を他の投資先に使えないということだ。もし、損切りをして資金を保有しておけば、次に見つけた有望な銘柄に投資することが出来る。
しかし、いつ上がるかもわからない銘柄を持ち続けると、有望な銘柄に資金を投入できない。もし、その銘柄が予測通りに値上がりした場合、絶好の投資機会を逃したことになるのだ。
損切りはルールを決めよう

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資のルールはとてもシンプル。第1のルール、損しないこと。第2のルール、第1のルールを忘れるな。簡単すぎるけどできねーよ笑!本当に言うのは簡単なんだ笑!
実は投資の世界で大きな成功をしている投資家には共通点がある。それは守りが強いということ。つまり、損切がめちゃくちゃうまい。私は投資においては、稼ぐことよりも損失を出さないことが大切だと思っている。どんなに勝率が高くて稼いでも、一度の損失で全てを失うことがあるからだ。投資の世界で長く生き続けるには、とにかく損失を出さないこと、そして損失が出たらそれを小さく抑えることが大切なのだ。
しかし、どんなに投資の天才でも必ず投資の失敗は起こる。世界一の投資家ウォーレンバフェットでも失敗はあるのだ。ではどうすれば損失を少なく抑えられるのでしょうか?
それは損失のルールを決めることなんだ。ルールを決めずに損切りを行おうとすると、感情に揺り動かされて動きが鈍くなってしまう。損切りはルールを決めて機械的に行うのがおすすめだ。損切りのルールの決め方にはいろいろあるけど、シンプルな方法は現在の価格よりも~%下がったら損切りすることだ。~%は株式投資なら5%で仮想通貨なら10%と投資先によって異なるけど、基本的には購入する際は確実に損切りラインを決めた方が良い。購入と同時に指値を入れて売りのラインを決めても良い。
特に、仮想通貨投資の場合は価格の変動が大きいので、損切りしないと1日で30%も下落することがある・・・(経験あり涙)。どちらにせよ銘柄を購入する場合は、損切りラインを決めるべきだ。損切りのルールは主に以下のようなものがある。
- 価格が~%下がったら損切り
- 価格が~円下がったら損切り
- 移動平均線が下降トレンドに入ったら損切り
損切りの方法はいろいろあるけど、自分に合った損切りを見つけてくださいね!特に大暴落時には損切り設定が出来ているかいないかは、資産の減り具合に大きな差が出るよ!
損切りしないという方法もある
ここまで損切の話をしたけど、実は損切をしない方法もある。私は最終的にこの方法を取っている。どういうことかと言うと、個別株や個別銘柄ではなくインデックス投資に切り替えたのだ。インデックス投資とは日経平均や米国のS&P500などの平均に投資する方法だ。
基本的には暴落時に買い増したらあとは長期間ほったらかしだ。S&P500なら毎年の平均リターンは6~7%になる。たとえば100万円を年利7%で10年間運用したら182万円になる。このような形で利益を積み立てておけば損切に意識を向ける必要もない。
私の場合、そもそも豊かに暮らしたくて投資をはじめたので損切や利確に自分の大切な時間を取られたくなかった。これは仮想通貨投資を行って学んだことだけど、どんなに利益が出ても苦しい投資の仕方をしては本末転倒になってしまう。だから、私は自分が豊かに暮らせる投資スタイルを選んだ。あなたもあなたにとって豊かな気持ちで取り組める投資スタイルを確立してほしい。インデックス投資について詳しく知りたい方は以下の記事に書いたよ!
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