株式投資において個人投資家がプロの投資家(ファンドマネージャー)に太刀打ちするのはとても大変だ。情報量、経験値、人脈から相場に触れる時間まですべてにおいて有利で、AIまで屈しするプロの投資家に勝つのは並大抵のことではない。そこで、個人投資家がプロの投資家に資産運用を任せるのが投資信託だ。投資信託について詳しく知りたい方は以下の記事から読んでほしい。
https://playworld.life/2017/10/21/post-325/
投資信託の運用方針にはアクティブ型とインデックス型がある。アクティブ型はファンドマネージャーが市場平均を上回る運用を目指す。逆にインデックス型は市場平均並みの運用を目指し、平均株価に連動した運用成績となるんだ。
こうやって伝えるとアクティブ型の方が良い結果を残しそうだけど、Shunは投資信託をするならインデックス型一択だと思っている。ハッキリ言って、銀行や証券会社がすすめるアクティブ型は詐欺だとすら思っているんだ( ゚Д゚)。
アクティブ型はインデックス型に勝てない

投資業界では、アクティブ型の平均パフォーマンスはインデックス型の平均パフォーマンスを下回ることが通説だ。アクティブ型の中には一時的に高収益をたたき出すファンドもあるけど、長期的にみるとインデックスファンドの利回りが高くなることはこれまでのデータが示している。
ではなぜアクティブ型の投資信託はインデックス型に勝てないのか?理由は5つある。
- アクティブ型は手数料が高い
- 実はプロが運用するから良いわけでもない
- アクティブファンドの成績の見せ方がおかしい
- アクティブ型は銀行や証券会社が儲ける仕組み
- インデックス型はコストが安いため有利
それではそれぞれについて説明していきたい。
アクティブ型は手数料が高い

インデックス型の方がアクティブ型よりも優れている理由として、手数料の違いがある。2013年の三菱UFJ投信調査によると、アクティブ型の信託報酬率の平均が年1.44%なのに比べて、インデックスファンドの平均は年0.56%と2分の1以下になっている。アクティブ型は銘柄を選定するための調査や分析などに多くのコストがかかるから手数料も高いのだ。
このコストの差は1年では0.88%だけど、10年では8.8%、20年になると17.6%……と長期になればなるほど運用成績に大きな影響をあたえる。投資は年間1%の積み重ねが大きな違いとなってくることを考えるとこの差は想像以上に大きいんだ。
プロが運用するから儲かるわけではない
プロのファンドマネージャーは、経済の流れや社会情勢、政治、産業構造などさまざまなリサーチを行い、アナリストと協力して、業績が伸びそうな銘柄を選び出す。市場で割安に放置されている会社に投資ししてお客の資産を増やすのだ。
投資をはじめた頃はこのようなプロ集団にお金を預ければ安心して資産運用できると考える。では実際に、このような投資のプロの運用成績はどれぐらい優れているのだろうか?結論から言うと、このようなプロ集団の成績は散々たるものだ・・・。
実は投資市場は1割の個人投資家と9割のプロの機関投資家という構成になっている。もちろん、プロの投資家の方が個人投資家よりも安定した成績を出しているが、市場のほとんどはプロの投資家なので結局はプロ同士の戦いになっているのだ。だから、プロ対プロの戦いでは結局どちらのファンドが良い成績をあげるのかわからず、プロが働くための給料というコストがかかる分、儲けも少なくなる可能性が高いのだ。
投資信託を選ぶ場合に最も大切なことは手数料が安いところを選ぶことだ。信託報酬が年率で1%以上あるようなファンドは、投資対象から除外しよう。すると多くのファンドが外れるけど、そもそも選択肢が多すぎるのだから気にしなくて大丈夫なんだ笑。
投資信託の成績は見せ方がおかしい・・・

アクティブ型の投資信託には運用成績10%や15%など、インデックス投資と比べてすごく成績が良いような印象を与えるところもある。これにはからくりがあって、運用成績の見せ方にはわかりにくい点が多々あるのだ。
たとえば、運用成績の見せ方にファンドの純資産の増加というものがある。通常、ファンドの純資産が増えるということは、「運用成績が良いから増えた」=資産運用が上手なファンドというイメージを持ちやすい。しかし、ここには落とし穴があるんだ。
ファンドの純資産の増加は、投資信託購入者が増えても増加するからだ。極端に言うと、資産運用では損失が出ていても、実際には投資信託購入者が増えることによってファンドの純資産が増えている場合もあるのだ。
つまり、ファンドの純資産の変化では投資利益(リターン)が多いかどうかはわからないのだ。だからこそ銀行や証券会社は運用成績が高いように見せるためにも新規顧客の獲得に一生懸命だし、広告宣伝を行っているファンドもある。その広告宣伝費用はどこから来ているだろうか笑?集めた資金だ。
運用成績の見せ方のおかしい点はこれだけはないんだ。銀行や証券会社は様々なデータの見せ方を工夫して運用成績が高いような印象を植え付ける。データ自体は嘘ではないけど、それで利益が出ているかは別なんだ。
投資信託は銀行や証券会社が儲かるシステム

私たちがアクティブファンドやインデックスファンドの投資信託を購入するのは銀行や証券会社になる。しかし、銀行や証券会社の多くの販売員にとって、顧客の利益や資産を増やすことが必ずしも最優先ではない。銀行や証券会社の収益源は何と言っても手数料だ。だから、手数料の稼げないインデックスファンドよりも手数料の稼げるアクティブファンドを優先して勧めてくる。
銀行や証券会社にとっては、目の前のお客様(投資家)が損しようが投資信託を売った時点で手数料という収益をあげており、投資信託の利益や損失にはあまり関心がないわけだ。それは銀行や証券会社がおすすめする投資信託が、投資商品の価値よりも手数料の高さに重きをおかれている事実からも明らかなんだ。もちろん銀行や証券会社は投資先の商品(ファンド)を研究するよりも、新規顧客の開拓に資金や力を注いでいるため、ファンドの良し悪しをたいしてわかっているわけではない。
本当に誠実なアクティブファンドの中には、信託報酬型ではなく成功報酬型にしているところもある。投資家と一緒にリスクを背負う覚悟のある投資信託もあるんだ。銀行や証券会社がそれを行わないのは、投資のリスク自体が高いとわかっており、投資家から信託報酬という形にした方が儲けられるとわかっているからなのだ。
しかも、特に日本の金融機関の販売する投資信託は世界的にも手数料が高いことで有名なんだ。こんなことで有名になってもアレだけど・・・笑。金融庁が2017年8月、金融審議会「市場ワーキンググループ(WG)」で発表した資料では、日米の投資信託売れ筋上位5商品の販売手数料が比較されている。その資料では米国の手数料0.59%に対して日本は3.2%。実に5倍以上の格差があると発表されているのだ。金融庁もこうした実態を問題視し、森信親長官は4月の日本証券アナリスト協会での講演で「(手数料)コストを上回るリターンを上げるのは容易ではない」と指摘している。そして、その後に発表した金融事業者向けの指針「顧客本位の業務運営に関する原則」では、「手数料等の明確化」という項目が盛り込まれたのだ。
問題は、日本の金融機関は「手数料が高い投資信託ばかりを積極的に売り、金融リテラシーの低い人から手数料を稼ごうとしている」ということだ。結論は、「銀行マンと証券会社には合わないようにしよう!」ということなんだ笑。詳しくは以下の記事にも書いているから興味がある方は読んでね。
ちなみに世界一の投資家ウォーレンバフェットは「髪を切った方が良いかは床屋に聞くな!」と言っている。投資信託が良いのかどうかは銀行や証券会社に聞くべきではないと言っているんだ笑。あと銀行や証券会社の投資信託に関するサイトも参考にならない。手数料を低く表示されていても、口座開設手数料や初期手数料などいくつかかさ増しして表記されたりしていることもあるんだ・・・。
インデックス型はコストが安いため有利

このようにアクティブ型の投資信託のほとんど(95%くらい)はおすすめするに値しない。中には良いアクティファンドもあるけど、そこを見分け得るのはとても困難だ。ではおすすめの投資信託は何かと聞かれるとインデックス型の投資信託一択だ。
インデックス型の投資信託は平均株価株価と連動させるだけなので、ファンドマネージャーやアナリストにかかるコストが安く抑えられ、手数料がかなり安い。特に2016年くらいからインデックスファンドは手数料の引き下げ競争によって投資信託のコストが大幅に下がってきている。近年、インターネット上での証券会社の手数料を比較することができるので、どんどん引き下げ競争がはじまっているんだ。
- 日経平均株価(ニッセイ):0.18%
- TOPIX(ニッセイ)0.18%
- JPX400(ニッセイ)0.195%
- 国内債券(iFree)0.14%
- 国内REIT(ニッセイ)0.25%
- 先進国株式(ニッセイ)0.20%
- 先進国債券(ニッセイ)0.17%
- 先進国REIT(iFree)0.31%
- NYダウ(iFree)0.225%
特に投資をはじめたばかりの方や兼業で投資を行いたいという方は、とにかく手数料の安いインデックスファンドを見つけることが安定した資産運用につながる。本業や事業があって個別株の分析や業界の動向に時間が避けない人は投資信託の中でもインデックスファンドがおすすめだよ。また、インデックスファンドを購入するなら、ネット証券の手数料が低い。詳しくは以下のページを参考にしてみてね。インデックスファンドの手数料が低い証券会社を比較している。手数料の差は数年単位でみるとかなり大きくなってくるから、最初から安いところを選んでね。
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